イタリア語で何て言う? 語学マニア必読「ミント」12か国語

2017.11.28

語源はハデスの恋の話

 英語のミント(mint)の語源は、ギリシャ神話に登場する冥界の王ハデスの恋のエピソードに関係しています。ハデスは天空の神ゼウスや、海神ポセイドンの兄にあたり、今ではスマホゲームのキャラクターとしてもおなじみの神様です。


オリンピア遺跡のフィリペイオン

 恋バナのはじまりは、ハデスが美しい妖精メンテーに出会ってしまったこと。ひと目で恋に落ちたハデスは、思わずメンテーに抱きついてしまいます。それを見て激怒したのは、ハデスの妻ペルセポネです。「お前など雑草になってしまえ!」とメンテーを足で踏みつけ、草の姿に変えてしまいました。以来、メンテーは美しい香りを放ち、自分の居場所を知らせるようになったと伝えられています。

 この話には異説もありますが、ミントの語源が妖精のメンテーに由来していることに違いはありません。ときに甘く、爽やかに香るミントの葉。恐ろしい冥界の王も一瞬で恋に落ちた、魅惑的な妖精の姿を思うと、想像がふくらみます。

ペルシャ語のミントがかわいい

ペルシャ語で「ミント」はこう書く

 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などは、つづりも発音も似ていますが、アジアや中東では、まったく違う単語が使われています。

 タイでは「サラネー」、ベトナムでは「バック・ハー」、インドのタミル語では「プディナ」。日本語の「ハッカ」は、漢語の「薄荷(バクガ、ハクカ)」が転じて「ハッカ」と呼ばれるようになったと言われています。

 世界中で親しまれているミント。12の言語の書き方と読み方を表にまとめてみました。ペルシャ語で書かれたミントの文字は、よく見ると子犬の顔のように見えませんか?

12言語の「ミント」

※カタカナ表記は代表的な例です

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