英国生活にミントは欠かせない

2017.11.28

マダムノリコのスーパーでミント!

 ここは英語圏最古の大学都市・オックスフォード。世界中から観光客が集まります。
 けれどもロンドンのような大都会ではなく、ほどよい規模の中心街を、空気のおいしい牧草地や住宅地が取り巻く、住みやすい町です。2015年、英国人との結婚を機に、オックスフォードに住むことになりました。普段は、英会話学校に通ったり、日本語を教えたりしながら、夫と犬2匹との暮らしを楽しんでいる私こと、テラダノリコが英国流ミント活用術をお伝えします。

 人口約15万人のオックスフォードに、7社ほどのスーパーマーケットがそれぞれ数店舗ずつ展開しています。お店の中を歩いていると、いろんなところでmintという文字を目にします。

 たとえばアメの棚には、これでもかというほどミントキャンディーが並んでいます。「ミント派」の勢力を見せつけられるようです。

オックスフォード駅構内にあるスーパーのアメ売り場

 似た包装ですが、どうやら同じではないらしいのでよく読んでみると、「ミントキャンディーとバター・トフィーのストライプ」「クラシックなバター入りミント」「シンプルなペパーミント」「白くて丸いミント」「ミント入りトフィー」・・・こだわって作り分けているようですが、こうなると、私にはほとんど違いがわかりません。

ミントの生葉は製氷皿で保存

 野菜・果物売り場には、心地よい緑の棚が並んでいます。フレッシュなハーブたちです。カットされたものや、ポットに入ったハーブですが、ここにもミントがズラリ勢ぞろい。

 皆さんは、ミントの保存法はどうされていますか? お店の人に聞いてみると、カットされたミント(70~80グラム、70ペンス前後=日本円で105円、1ポンド150円換算)は賞味期限が2~3日なので、全部使わない場合は残った葉をつまんで製氷皿にいれ、水を少し足して凍らせておくとよいそうです。使いたいときにキューブを取り出し、他の料理をしている間に放置・解凍すればOK。
 ※編集部注 東京・池袋のスーパーで売られていたペパーミントの葉は、9グラム213円(2017年10月24日現在)。

 ポット入り(5~7株、1.5ポンド前後=日本円で225円)には、「生きてるから、冷蔵庫に入れないで」「暖かい窓辺で育ててね。しおれそうになったら、お水をください」というミントからの「メッセージ」。

スーパーのハーブ売り場に並ぶポット入りミント

大活躍のミントバター

 年間200日以上雨に降られながらも、英国人はウォーキングが大好き。森や牧草地を散策し、太陽が出るとピクニックを楽しみます。スーパーマーケットでパン、チーズとミント入りのフムス(ひよこ豆のペースト)などを買えば、準備OK。

 フムスはもともと中東の料理ですが、移民の多いこの国では一般的。ベジタリアンやビーガン(卵や乳製品も食べない純粋菜食主義者)人口が増えているこのごろ、ひよこ豆とゴマ、オリーブオイルで作ったフムスを好む人は多く、サンドイッチの具や常備菜にも便利です。特にミントが入ると風味がぐんとあがり、キュウリとの相性も抜群。

 フムスの棚にはたいてい、ケバブにつけるディップも置いてあります。キュウリとヨーグルトにミントとニンニクを加えたディップは、ちょっとドライなポークやマトンケバブを、しっとりさわやかな味にしてくれます。

 今日は疲れて料理したくない。でも野菜をちゃんと食べないと・・・というときは、”SUPER GREEN VEGETABLES”が便利。パックにはカットしたキャベツとズッキーニ、ソラマメ、グリーンピースが2人分と、ミントバター(無塩)が入っています。パックごと電子レンジで3分半、バターとミントがふんわり香るところに塩を少しふれば、温かくてヘルシーなビーンズサラダのできあがり。

重宝する”SUPER GREEN VEGETABLES”

加熱後。おいしいです!

 写真で紹介したほかにも、二ンジン、ジャガイモ、ブロッコリー、ケールを組み合わせた”VEGETABLE SELECTION”もあり、シンプルな料理をそっとひきたてるミントバターにはまってしまいます。

 スーパーにはほかにも、ミントティーやミント入りジュース、ミントゼリー、ミントソースの瓶詰など、ミントを使った食べものがたくさんあります。次回は、実はおいしいイギリス料理とミントのお話をお届けしましょう。

テラダノリコ[プロフィール画像]

テラダノリコ

大学で教育学と日本近世史を専攻。卒業後、生涯教育を提供する会社で講座企画や運営を経験し、その後メディア系の会社でインターネット教材の編集をする。2015年、結婚を機に英国に転居。オックスフォード在住。

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